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俳句の作り方、歴史、俳人を探求。日本俳句研究会

投句の批評

安眠父(アミンパパ)さん作2014年01月28日

托鉢の素足に容赦なき風巻

季語・冬

 たくはつの すあしにようしゃなき しまき
 隣町に修行僧がいる古いお寺があり、年に1回くらい、集団で托鉢にいらっしゃいます。
 皆さん若い修行僧で、墨染めの衣に素足に草鞋履き。
 真冬だからこその素足に草鞋履きの托鉢なのでしょうか。
 お見えになると、こちらも合掌でお迎えし、合掌でお送りしています。

●かぎろいのコメント2014/02/05

 安眠父さん、こんにちは。
 これは、おもしろい句ですね。
 一読した際、とても寒い感覚を覚えました。
 托鉢した上に、冬の風が激しく吹き荒れて、素足が凍るような感じが、よく伝わってきます。
 鮮烈な印象を残す句です。
 言葉で人の心になんらかの影響を与えるという、かなり難しいことを実現できていると思います。

 題材にお坊さんを選んだのも、修行の厳しさが、冬の厳しさをより強調しているので、良かったと思います。

●安眠父さんのコメント2014/02/08

 かぎろいさん、こんばんは。
 ありがとうございました。
 素敵な鑑賞をして頂き、大変嬉しく思います。
 作句の力強い励みになります。
 ありがとうございました。