本文へスキップ

俳句の作り方、歴史、俳人を探求。日本俳句研究会

投句の批評

遠野圭さん作2013年11月10日

大根擂るその手真白に染まりゆく

季語・冬

 このところサンマを焼くことが多く、大根擂りにいそしむ毎日です。

●かぎろいのコメント2013/11/17

 遠野圭さん、こんにちは。
 サンマに大根おろしはよく合いますね。

 最初にコメントを読まずにこの句を一読した際、冬の寒さに大根をする手がかじかんで白くなってしまった、という意味だと思いました。
 でも、実は、大根おろしをが手にのって、真っ白になってしまったという意味でしょうか? 後者の意味に気づいた時、不覚にもちょっとニヤリと笑ってしまいました。
 最初の解釈の方が、味があるので、そのように受け取っておきます。

 いずれにしても、日常の何気ない動作をうまく俳句にしていると思いました。