選句・虫や鳥人や集まれ枇杷たわわ

古池や水輪うまるる蜻蛉の尾

[ 作者名 ] 唐辛子
[ メッセージ ] 産卵している蜻蛉の尾が水面に輪を作っている光景が蛙の音に代えて印象的でした。

2014年7月17日に投句

虫や鳥人や集まれ枇杷たわわ

[ 作者名 ] 涼子
[ メッセージ ] 今年の枇杷は甘いです。お店のように大きくはないですが、たくさんなりました。夫婦二人では食べきれません。どなたでもどうぞ。みんなで賑やかに味わいましょう。

2014年7月6日に投句

枇杷

風香りたおやかに舞う稲の花

[ 作者名 ] あさがお
[ メッセージ ] 稲に花が咲くことを知らない人がいるのを知って驚いたので、この季節の田の美しさを伝えたいと思いまいした。

2014年7月6に投句

かぎろいのコメント

この中では、涼子さんの『虫や鳥人や集まれ枇杷たわわ』が一番良いと思いました。琵琶がたわわに実っている様子を虫や鳥、人が集まってくる様子を描くことで表現する着眼点が独特でよかったです。

唐辛子さんの『古池や水輪うまるる蜻蛉の尾』は、ちょっと難しかったです。水輪とは、辞書で調べてみたところ仏教用語なのですね。辞書をそのまま引用すると、

風輪と金輪(こんりん)との間にある水の層

とのことです。古池の水にトンボの尾が落ちている様子を描写した非常にうまい句だと思うのですが、難解な言葉が入っていると普通の人は楽しめなくなるので、その点は一考の余地があると思います。

あさがおさんの『風香りたおやかに舞う稲の花』は、稲の花の美しさに焦点を絞り、作者の感動を上手に伝えています。「たおやか」と「舞う」を組み合わせることで女性的なイメージを演出していますね。

画面の前のあなたは、どれが一番よい句だと思いましたか? コメントをいただけるとありがたいです!(選句にご参加ください)

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コメント

  1. かぎろい より:

    唐辛子さんの「古池や水輪うまるる蜻蛉の尾」ですが、水輪とは仏教用語のことではあんく、そのままの意味、トンボの尾が池に落ちたことで広がる波紋のことだと、後で気づきました。
    失礼しました。
    句会に参加すると、現代では使われなくなった言葉を使う人がいるので、そういったタイプの句なのかと思い込んで選評してしまいました。