さかさまぼこさんの短歌一覧・全11句最新の投句順の1/2ページ目
ランク: 猫達人 合計得点:31
短歌 | 点数 |
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島の波止場船を見送る猫の背のにこ毛を揺らす今朝の秋風 | |
草に伏す猫の髭にもひたひたと秋の気配は寄せつつあらむか | |
丈埋づむ草のあはひに伏す猫の髭にも秋は寄せつつあらむか | |
夏遅く生まれしならん猫の子が枯れ葉まろぶを無心に追へり | |
夏遅く生まれたらしい猫の子が枯れ葉まろぶを追いかけている | |
世を継ぎて猫の爪研げる梨の木の今年も白き花つけにけり | |
何ゆゑにかく悲しきか 擦り切れしタオルの子猫に別れを告げる日 | |
島に住んで初めての雪 友となりしトラはまだ来ぬ 何をしてをるか | |
雪の上に人と猫の足跡が同じほどつくこの島の冬 | |
ほらあれが遠ざかり行く火星だよ と言ったところでトラは知らん顔 |