天狼が揺らぎどんどの夜が更くる
季語・新年
少し時期を失してしまいましたが、どんど焼きです。
お正月飾りや書初め、古札などのお焚き上げ神事がありましたが、今はダイオキシン騒動に揺れた当市ではその神事さえも消えてしまいました。
昔の懐かしい記憶の風景です。
どんど焼きに火をつけると、大きな炎があがり、折しも東から昇り始めたシリウスが揺らぎます。
安眠父さん、こんにちは。
天狼とは、最初、なにかと思いましたが、夜空に冬の大三角を形成しているシリウスのことでしたか。夜空の星が、大きなどんどん焼きの炎に炙られて、揺れて見えている様をうまく描写していると思います。
天狼星を季語に選んだところに、センスを感じますね。
難を言えば、きれいにまとまりすぎているところでしょうか。
良い句なのですが、教科書通りすぎておもしろみに欠けます。
なにか独特の視点が入っていれば、もっと良かったと思います。
かぎろいさん、こんばんは。
ありがとうございました。
この句の季語、私は「どんど」の新年を選択し、新年の句のつもりでしたが、やはり「天狼(しりうす)」が入ってしまうと、ダブル季語となり、読者は混乱してしまいますね。「新年」「冬」どっちつかずの俳句になってしまいましたね。
気を付けます。
ありがとうございました。