托鉢の素足に容赦なき風巻
季語・冬
たくはつの すあしにようしゃなき しまき
隣町に修行僧がいる古いお寺があり、年に1回くらい、集団で托鉢にいらっしゃいます。
皆さん若い修行僧で、墨染めの衣に素足に草鞋履き。
真冬だからこその素足に草鞋履きの托鉢なのでしょうか。
お見えになると、こちらも合掌でお迎えし、合掌でお送りしています。
安眠父さん、こんにちは。
これは、おもしろい句ですね。
一読した際、とても寒い感覚を覚えました。
托鉢した上に、冬の風が激しく吹き荒れて、素足が凍るような感じが、よく伝わってきます。
鮮烈な印象を残す句です。
言葉で人の心になんらかの影響を与えるという、かなり難しいことを実現できていると思います。
題材にお坊さんを選んだのも、修行の厳しさが、冬の厳しさをより強調しているので、良かったと思います。
かぎろいさん、こんばんは。
ありがとうございました。
素敵な鑑賞をして頂き、大変嬉しく思います。
作句の力強い励みになります。
ありがとうございました。