一陣の城跡を裂く風光る
季語・春
仕事で浜松城公園を訪れました。そのときに感じた風を句に表わしてみました。
阿修羅さん、こんにちは。
おもしろい句だと思ったのですが、同時に違和感も感じました。
「裂く」「光る」という言葉から、、刀のような刃物を連想してしまいます。「城跡を裂く」という表現は、かなり大仰で、そのような風というものが具体的にイメージできません。
あえて言うなら「かまいたち」のようなものでしょうか? 「かまいたち」は雪国で起こる現象で、冬の季語になるので、4月の風を描写しているのだとしたら、合わないです。
また、「風」を季語として使われているようですが、風といえば「春一番」だけでなく、秋を知らせる「秋風」もあるので、ただの風だと季語としては不適切かと思います。