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俳句の作り方、歴史、俳人を探求。日本俳句研究会

投句の批評

阿修羅さん作2014年04月18日

春の雨耳に残るはモーツァルト

季語・夏

 早朝の小降りの雨の中、傘をさしてウォーキングに行ってきました。
 ウォークマンでモーツァルトのフルート協奏曲を聴きながら歩きました。春の雨とモーツァルト・・・なかなか粋な組み合わせで、気持ちの良いひとときを過ごしました。

●かぎろいのコメント2014/06/25

 阿修羅さん、こんにちは。
 音楽プレーヤーを携帯する現代ならではの句ですね。
 この句を紹介コメントを読まずに詠むと、春の雨音の残響が、モーツァルトの音楽のように心地よく聞こえた。というように読みと取れます。読後感の良い句です。

 ただ、春の雨の次に『モーツァルト』が出てくるのは、唐突な感じがして、前後の脈略が掴みづらいです。すんなりと飲み込めず、一瞬、「うん?」と考えてしまいます。
 紹介文を読めば意味がわかるのですが、これがないと私のように誤読されてしまうので、説明無しでも伝わるか、推敲されると良いでしょう。

 美しい物同士を組み合わせるという発想は、おもしろいと思います。