本文へスキップ

俳句の作り方、歴史、俳人を探求。日本俳句研究会

投句の批評

阿修羅さん作2014年05月12日

青葉風木々に光を集めけり

聖母月子を慈しむ母の愛

季語・夏

 聖母月は5月のこと(キリスト教カトリックでは5月は聖母マリアを讃える月)で夏の 季語。昨日(5月11日)は母の日でした。今まで育ててくれたことに感謝。

 青葉が夏の季語。風と光が夏木立に集まってくるような気配を感じました。

●かぎろいのコメント2014/08/23

 阿修羅さん、こんにちは。
 キリスト教の聖母月と5月11日の母の日をかけているとはおもしろい発想ですね。ただ、言葉選びが陳腐になってしまっているので、母の日を連想させるような言葉を持ってくると良かったのではないかと思います。カーネーションと言ってしまうと、季重なりになってしまうので、難しいところですが。

「青葉風木々に光を集めけり」
 大自然が持つ生命力の象徴である青葉に太陽の光が集まっているというのは、おもしろい描写だと思います。
 ただ、上五が「あおばかぜ」となっているのが、語呂が悪く、意味がわかりにくくなっています。風が光を集めているかのような誤解を生みやすくなっています。この部分は修正したほうが良いでしょう。
 読後感の良い句です。