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俳句の作り方、歴史、俳人を探求。日本俳句研究会

投句の批評

阿修羅さん作2014年05月15日

静寂を囲む卯の花腐しかな

季語・夏

 霖雨ではないのですが、昨晩から激しい雨が降り、今朝も霧雨ですが、雨が降っています。静かな雨降る朝を迎えました。「卯の花腐し」が季語です。

●かぎろいのコメント2014/09/04

 阿修羅さん、こんにちは。
 今回も珍しい語彙を使われていますね。「卯の花腐し」は、卯の花(ウツギ)の咲いているころに降りつづく長雨を指す言葉で、卯の花を腐らせるのではないか、という意味から生まれたものです。初夏の季語となります。

 ただ、これ以外には見るべき点がないので、もしかして、「卯の花腐し」という言葉を使ってみたくて作られた句なのかな? と感じました。
 「うのはなくたし」と七音も使ってしまう上に、途中で、中七と下五に分かれているので、語呂が悪くなってしまっています。