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俳句の作り方、歴史、俳人を探求。日本俳句研究会

投句の批評

阿修羅さん作2014年05月16日

青嵐すったもんだの風が吹く

戦慄のビート走らす青嵐

季語・夏

 今日は車の運転中、すぐ前を走る材木を運ぶ軽トラから材木が落下してきて、それに巻き込まれそうになった。あと一歩で材木を轢いてしまいそうになったが、ブレーキが利いて難を逃れた。強風でロープが吹き飛び荷崩れして材木が空を舞ったのであろう。いきなり材木が車窓の前に落ちてきたので、びっくりし、心と身体に戦慄が走った。怖かった。何事もなく無事でよかったです。
 青嵐が夏の季語です。

●かぎろいのコメント2014/09/23

 阿修羅さん、こんにちは。
 青嵐は、青葉の茂るころに吹きわたるやや強い風のことで、夏の季語ですね。

「青嵐すったもんだの風が吹く」
 何がすったもんだなのか、意味はよくわかりませんが、勢いと可笑しみがある句ですね。ただ、「風が吹く」が青嵐の二重表現になってしまっています。嵐は、当然ながら風が吹くものですので、下五は別の言葉を入れた方が良いでしょう。

「戦慄のビート走らす青嵐」
 こちらはコメントにあった事故に合いそうになった際の句ですね。
 この句からは車の運転でヒヤリとした、という意味が伝わってこないので、もっと状況がわかるような句にされた方が良いでしょう。今のままだと、抽象的で何を伝えたいのか、意味がよくわからなくなっています。