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俳句の作り方、歴史、俳人を探求。日本俳句研究会

投句の批評

江戸人さん作2014年02月18日

二月逃げ月連れ啼きの湖の鳥

季語・冬

 かぎろいさん、こんばんは。いつもありがとうございます。
 カモ類の早いものでは、二月には北帰行が始まりますね。
 当地の貯水池の鴨、飛来数は激減してしまいましたが、それでも往時の数十分の一位の数は飛来して来ていますが、そろそろ渡りにシーズインが近いのか、こちらの思い入れなのか、鴨の鳴き声に、湖と別れを惜しむ声かのように聞こえてきます。

●かぎろいのコメント2014/02/24

 江戸人さん、こんにちは。
 これは語感、語呂の良さを意識して作られていますね。
 「二月逃げ月連れ啼きの」のところまでが、一呼吸でテンポよく読めます。この部分は、俳句より歌に近い感じです。

 ただ、「湖の鳥」というのが、鴨などの渡り鳥であるということは、ちょっと考えなければ出てこないので、ここは「鴨」と言ってしまった方が、意味が通じやすくて良いと思います。
 鴨は、冬の季語なので、もしかすると季重なりになることを避けたかったのでしょうか?

 俳句としては、鴨の夫婦が声を掛け合いながら、旅立っていく様子が描写されていて、良いと思いました。

●江戸人さんのコメント2014/02/25

 かぎろいさん、ありがおつございました。
 そう、ご指摘の通り、「二月」と「鴨」ではダブル季語になってしまいますので、「湖の鳥」と逃げました。
 そうですか、この場合、「鴨」を置いても大丈夫ですか。ありがとうございました。