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俳句の作り方、歴史、俳人を探求。日本俳句研究会

投句の批評

葉真秋さん作2014年05月22日

きみと観る桜もひとつ齢かさね

季語・春

 毎年おなじ場所で観る桜。もう何回も同じ景色を一緒に見て年をとっていく。少しずつ自分も周りも変わっているはず。

●かぎろいのコメント2014/10/07

 葉真秋さん、こんにちは。
 うーん、桜は樹齢を重ねてもあまり前年と変化がないので、人間が年をとって変化していくのに重ねるのは、少々、無理があるように感じます。
 ただ、ヤマザクラは数百年の大木になることもあるそうですが、ソメイヨシノは寿命が短く「60年寿命説」があるので、人間の寿命に近いです。

 ソメイヨシノと言ってしまった方が、この場合は、しっくり来ると思います。「きみと観るソメイヨシノも年重ね」というのは、いかがでしょうか?

 花を俳句にする場合は、花の知識が必要になってくるので、ある程度調べて、違和感が無いように作ることをオススメします。
 また発想が陳腐に感じるので、 独自の視点、自分ならではの発見を盛り込めないか、考えてみると良いでしょう。