進む過疎更地の今は楠新樹
季語・夏
澄川さん、こんにちは。
メッセージ性の強い句ですね。
過疎化が進み手入れがされなくなった村に、若葉におおわれた楠の新樹が立っている。人はいなくなったけれど、木は初夏になって強い生命力をみなぎらせている、そのギャップが寂しさを際立たせますね。
ただ、ちょっと気になったのは『更地』という言葉で、重機で建物を取り壊した後のような印象が強くなってしまいます。荒涼とした跡地を示すなら、なにか他の表現を考えたほうが良かったと思います。
進む過疎跡地の今は楠新樹
というのは、いかがでしょうか?