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俳句の作り方、歴史、俳人を探求。日本俳句研究会

投句の批評

澄川みどりさん作2014年05月21日

進む過疎更地の今は楠新樹

季語・夏

●かぎろいのコメント2014/10/07

 澄川さん、こんにちは。
 メッセージ性の強い句ですね。
 過疎化が進み手入れがされなくなった村に、若葉におおわれた楠の新樹が立っている。人はいなくなったけれど、木は初夏になって強い生命力をみなぎらせている、そのギャップが寂しさを際立たせますね。

 ただ、ちょっと気になったのは『更地』という言葉で、重機で建物を取り壊した後のような印象が強くなってしまいます。荒涼とした跡地を示すなら、なにか他の表現を考えたほうが良かったと思います。

進む過疎跡地の今は楠新樹

 というのは、いかがでしょうか?