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俳句の作り方、歴史、俳人を探求。日本俳句研究会

投句の批評

みさとさん作2014年02月06日

雪晴れや際立つ鳥の色模様

季語・冬

 初めての投句です。よろしくお願い致します。
 昨日の朝の一面の雪景色に小鳥の色模様がいつもよりはっきりと双眼鏡で見る事ができて嬉しかった事を詠んでみました。田んぼの雲雀は土と同化してしまい、いつもはよく見えないのです。

●かぎろいのコメント2014/02/11

 みさとさん、こんにちは。
 作者独自の視点から語られていて、おもしろい句だと思います。
 雪景色の中で、鳥の身体の模様がより鮮明に見えた、ということを飾りなく素直に描写している点に好感が持てます。
 雪を題材にした句は、雪がかかった景色の美しさを描写してしまいがちですが、この句は、鳥にフォーカスを当てており、雪はその引き立て役になっています。雪景色ではなく、自分独自の視点で、鳥の美しさを発見して、それを句にした着眼点が良いと思いました。

 ただ、何の鳥であるかわらかないので、色模様と言われてもイメージしにくいです。 サギですと、保護色になってしまいますし、鳥の名前もあった方が良かったかも知れません。