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俳句の作り方、歴史、俳人を探求。日本俳句研究会

投句の批評

森 さと子さん作2014年01月06日

温泉の宿で味わう寝正月

年始宿膳受け取りて妻起こす

季語・新年

 新年おめでとうございます。
 今年もよろしくお願いいたします。

 昨年12月は忙しく、新年を川奈温泉で迎えました。
 帰路は帰省の車でノロノロと・・・
 「そこで川奈での印象はは何?」と夫に尋ねるとお膳を受け取ったことが、真っ先に上がってきました。

 そこで一句にしてもらいました。

 自身も、仕事の緊張が解けたようで、紅白もそこそこにうとうとと、いい心持ちでした。
 朝食のチャイムで起床です。
 例年と違うお正月でした、感謝です。

●かぎろいのコメント2014/01/06

 森 さと子さん、新年明けましておめでとうございます。
 今年もよろしくお願いします。さっそくの投句ありがとうございました。

 これは、どちらもほのぼのとした滑稽俳句ですね。
 思わずプッと吹き出してしまう可笑しさがあって、楽しませていただきました。
 「温泉の宿で味わう寝正月」これは、寝正月の一言がうまく効いています。
 「温泉の宿で味わう」までは、どことなく風流な感じも受けますが、最後の一言で台無し……というか秀逸なオチに変わって笑いを誘います。

 「年始宿膳受け取りて妻起こす」
 こちらもそこはかとないユーモアを感じさせる句ですね。
 宿の膳を受け取ったのが旦那さんで、奥さんはまだ寝ているというのが、おもしろいです。奥さんは普段の生活で疲れていて、お正月に休んでいるとも受け取れますが、旦那さんが奥さんの世話を焼いているというのが、意表を突いています。
 もっとも、最近の夫婦は女性のほうが強いので、奥さんが旦那さんの世話を甲斐甲斐しく常に焼くことはないのでしょうが、それでも、おかしみを感じます。
 楽しませていただきました。

●森 さと子さんのコメント2014/01/10

 こんばんは、我らの滑稽俳句を、久し振りに毛筆を持ちしたため、壁に2句並べてみました。心落ち着き今年はいい年になる?かな。
 ありがとうございます。