本文へスキップ

俳句の作り方、歴史、俳人を探求。日本俳句研究会

投句の批評

長田亜子さん作2014年01月27日

春の海波の行方に贖わず

季語・春

 随分とお久しぶりになってしまいました。お元気ですか。わたくしの地域では、雪のない真冬です。そんな中、喧騒の日常を離れ海までドライブ。明るい陽で波にじゃれていたら、ただ句が浮かんできました。

●かぎろいのコメント2014/01/28

 長田亜子さん、こんにちは。
 春の海に船で出て、波に逆らわずに揺られている。といった意味でしょうか?
 この場合でしたら、「春の海波の行方に抗わず」かと思います。
 「贖う」とは、「罪のつぐないをする」「あるものを代償にして手に入れる。また、買い求める」という意味です。

 おそらく、漢字を誤変換してしまったのだと思います。
 最初、ちょっと意味がわからずに考えて込んでしまいました。

「春の海波の行方に抗わず」
 が本来の句だとすると、意味がわかりやすくて、心地良い情景が浮かんできます。潮騒の音が聞こえてきそうです。ただ、ちょっと表現がストレートすぎて月並みな感じがしてしまうのが、欠点です。