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俳句の作り方、歴史、俳人を探求。日本俳句研究会

投句の批評

並木研二さん作2014年04月17日

花散らす雨が過ぎれば葉の息吹

季語・春

 かぎろひ様。春の句(さくら)はもう今日あたりが限界でしょうか。桜で連作投句です。ちょっと句の推敲に時間がかかって今になっての投句です。よろしくお願いいたします。

●かぎろいのコメント2014/06/07

 並木さん、こんにちは。
 桜は雨が降ると一気に散ってしまうのが残念ですよね。
 花が散ると、緑の芽が木を覆っているのが見える、その様子を描いた句ですね。
 一読した際、とても風流な印象を受けました。「花散らす」「葉の息吹」といった言葉が美しく、瑞々しいイメージを与えるからだと思います。

 ただ、やや陳腐で、驚きや新鮮味が薄いです。
 良い印象は受けるのですが、あまり長く心に残りません。

 欠点らしい欠点はないので、次の段階、なにか読者におっと思わせるような新鮮味があると、さらに良いと思います。