本文へスキップ

俳句の作り方、歴史、俳人を探求。日本俳句研究会

投句の批評

パセリさん作2014年04月07日

玄冬のキシリと割れる音がする

季語・冬

 学校の部活動で作った一句です。冬の透明感を表現したくて作りました。

●かぎろいのコメント2014/04/27

 パセリさん、こんにちは。
 すみません。これはあまりに観念的な句だと思います。
 玄冬とは、冬の異称です。なので、この句は「冬がもうすぐ終わる兆候が感じられる」という意味に解釈できます。
 そうだとしたら、「冬がもうすぐ終わる兆候」を自然の中から見つけ出して、写生するのが良いでしょう。

 この句は、自然を見て描写しているのではなく、すべて作者が頭の中で考えたイメージで作られています。このため、自然を題材としながら、自然を感じることができないというのが、最大の欠点です。

●パセリさんのコメント2014/05/25

 そうですね、確かに自分の頭のなかだけでつくってしまった句だと思います。ご指摘いただきありがとうございます。これからも俳句作りに励んでいこうと思います。