羽つきの音絶え聞こゆ電子音
季語・新年
正月によく聞かれた羽つきの音は聞こえなくなり、昨今はこたつでテレビゲームに熱中する子供たちばかりで寂しい限りです。
そんな情景を詠んでみました。
さくらぶんたさん、こんにちは。
現代を風刺した句ですね。着眼点がおもしろいと思います。
ただ、「羽つきの音絶え」ですと、実際には誰も羽つきをしていない訳ですから、新年の情景を詠んだ句とは言いがたい感じがします。
俳句は日常のふとした拍子に気づく、自然などの美しさを切り取って、感動を伝えてるものですが、この句の場合は逆で、日常で感じた不満を伝えてしまっています。このため、読後感が悪くなってしまっています。
人間の行動を風刺するのが目的でしたら、川柳としてユーモア感覚を重視して作られると良いと思います。