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俳句の作り方、歴史、俳人を探求。日本俳句研究会

投句の批評

静さん作2014年01月08日

山深し枯れ枝の咲くおせちの会

山裾に藪の穂揃いおせちの会

季語・新年

 こんばんは、
 私が代わって投句しますがよろしいでしょうか?

 友と始めた(初回投稿しました)俳句です。その友に寝正月の句をコメントの内容と一緒に紹介しました。すると「自分も作ったので投稿してほしい」と頼まれました。彼女はPCしません。

 句の心は、新年を7~8人で祝った会だったようで風景も素晴らしいところだったと言っていました。

●かぎろいのコメント2014/01/12

 静さん、こんにちは。
 作者本人の許可があれば、代わりに投句されてもOKです。

「山深し枯れ枝の咲くおせちの会」
 これはかなり良い句ですね。俳句らしい風流があります。
 「枯れ枝」は冬の季語、「おせち」は新年の季語で、季重なりですが、新年を謳った句であることが明白なので、問題ないです。
 「枯れ枝の咲く」という表現は、語義矛盾しているように感じましたが、これは高齢者が談笑しているという意味の隠喩ではないかと思います。この場合、枯れ枝という表現はやや自虐的で、人によってはあまりよい印象を受けない可能性があるのではないかと、気になりました。

「山裾に藪の穂揃いおせちの会」
 こちらはやや意味がわかりにくくて、いろいろと調べてしまいました。
 「おせちの会」ということは新年ですが、「藪の穂揃い」と言われると、草木が山の麓で青々と茂っているような印象を受けます。おそらく、「藪の穂」というのは、おせちの会の参加者の隠喩であり、賑やかな様子を伝えているのではないかと解釈しました。
 その意味では、前者の句より読後感が良いですが、意味がややわかりにくくなっているのがマイナスかと思います。

●森 さと子さんのコメント2014/01/12

 静さんの句を掲載していただきありがとうございました。
 早速、コメントを伝えたいと思います。
 喜ぶことでしょう。

 他の方の句とかぎろい様のコメントを拝読することで俳句の楽しみが倍増し、参考になります。
 今回の、静さんの句からも、かぎろい様のこれほどの深読みに感動ずら覚えます。
 自身、このサイトに出会えましたことに感謝したします。