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俳句の作り方、歴史、俳人を探求。日本俳句研究会

投句の批評

天(そら)さん作2014年04月19日

春風に散りゆく花の舞踏会

季語・春

 すいません。『春風に散りゆく桜の花輪舞』で投句したのですが、作品掲載を見ていて、『春風に散りゆく花の舞踏会』の方が良いのかもと思いしたがどうでしょうか。

●かぎろいのコメント2014/06/25

 天さん、こんにちは。
 『春風に散りゆく花の舞踏会』の方が良いです。
 花は、俳句では一般的に桜のことを指します。
 なので、花輪舞は、同じ意味のことを繰り返している二重表現です。
 俳句は短い詩なので、同じ意味のことを繰り返すのは、字数がもったいないので、辞めましょう。

 また、残念ながら、この句は、月並みな物になってしまっています。美しい情景を表現したい気持ちはわかるのですが、桜の花が舞っている様子は、多くの人が表現しているので、どうしても似たり寄ったりなってしまう難易度の高い素材です。

 特に『舞踏会』といった桜の花を擬人化するやり方は、月並みに陥りやすいです。桜の花が舞っているのを、擬人化せず、なにか別の言葉で表現されると、新鮮な驚きを持った句になると思います。