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俳句の作り方、歴史、俳人を探求。日本俳句研究会

投句の批評

田村淳二さん作2014年04月10日

頬に咲く桜は七分酒二合

季語・春

 桜はまだ蕾みですが、お酒を気持ち良く呑む友人の頬が桜色になりました。

●かぎろいのコメント2014/05/11

 田村淳二さん、こんにちは。
 これは川柳に近い滑稽俳句ですね。
 花見の席で、酒が入って友人の顔が赤くなってきたことを桜に例えていますね。発想はよくあるものだと思いますが、「桜は七分酒二合」の部分の語呂が良く、表現に可笑しみがあって、笑えます。

 難点を言えば、季語が入っていないと思います。
 花見をしていることをは推測できるのですが、春を感じさせる季語は、一切入っていません。「桜」は、頬の色味を表現している言葉です。
 四季の自然ではなく、人間にフォーカスを当ててしまっているため、川柳に近い句になってしまっています。