頬に咲く桜は七分酒二合
季語・春
桜はまだ蕾みですが、お酒を気持ち良く呑む友人の頬が桜色になりました。
田村淳二さん、こんにちは。
これは川柳に近い滑稽俳句ですね。
花見の席で、酒が入って友人の顔が赤くなってきたことを桜に例えていますね。発想はよくあるものだと思いますが、「桜は七分酒二合」の部分の語呂が良く、表現に可笑しみがあって、笑えます。
難点を言えば、季語が入っていないと思います。
花見をしていることをは推測できるのですが、春を感じさせる季語は、一切入っていません。「桜」は、頬の色味を表現している言葉です。
四季の自然ではなく、人間にフォーカスを当ててしまっているため、川柳に近い句になってしまっています。