白梅につと吊られたる春の蜘蛛
季語・春
季重なりっていうんですか、こういうの。やっぱりダメですか?
遠野圭さん、こんにちは。
白梅は春の季語であり、同じ季語である『春』との混乱は起こらないので、季重なりは問題ではありません。
まずいのは、重複表現であると思います。
『白梅』という季語から、すでに春であることはわかるので、ここでもう一度、『春』という言葉を使うのは無駄になります。
俳句は短い十七音の中に伝えたいことを込めるので、無駄な言葉は使うべきではありません。また、クドくなってしまうというデメリットもあります。ここは直したほうが良いでしょう。