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俳句の作り方、歴史、俳人を探求。日本俳句研究会

投句の批評

遠野圭さん作2014年02月14日

白梅につと吊られたる春の蜘蛛

季語・春

 季重なりっていうんですか、こういうの。やっぱりダメですか?

●かぎろいのコメント2014/02/16

 遠野圭さん、こんにちは。
 白梅は春の季語であり、同じ季語である『春』との混乱は起こらないので、季重なりは問題ではありません。
 まずいのは、重複表現であると思います。

 『白梅』という季語から、すでに春であることはわかるので、ここでもう一度、『春』という言葉を使うのは無駄になります。
 俳句は短い十七音の中に伝えたいことを込めるので、無駄な言葉は使うべきではありません。また、クドくなってしまうというデメリットもあります。ここは直したほうが良いでしょう。