さくら散る風の絵筆のなすがまま
季語・春
もう春も終わりですね。
遠野圭さん、こんにちは。
なんとも文学的な表現。これはもはや俳句というより詩ですね。
言葉のセンスは抜群にうまいと思います。
しかし、レトリックが効きすぎていて、肝心な散る桜が目立たなくなってしまっており、寂寥感があまり伝わってきません。
技を身につけると、技巧に走りたくなるものですが、その技が伝えたいことを伝えるのに効果的に作用しているのか、技を見せることが目的になっていないか、推敲されることをオススメします。
ただ、決して悪い作品だとは思えないので、他の方にも意見を聞いてみると良いと思います。