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俳句の作り方、歴史、俳人を探求。日本俳句研究会

投句の批評

udukiさん作2014年05月27日

通り雨雫の先は王冠ね

季語・夏

 小さいころ庭先の雨だれを見て、一瞬できる王冠を飽きずに見ていました。そんな思い出を俳句にしてみました。

●かぎろいのコメント2015/01/12

 udukiさん、こんにちは。
 これはすばらしい。実に良い句だと思います。句会に出したら、間違いなく一票入れてしまいたくなる句です。

 「雫の先は王冠ね」というudukiさんならではの表現と観察眼が、とても良いです。
 名句の条件に、「自分ならではの言葉で表現する」というのがありますが、これを見事に行っています。雫の先を王冠に例えるとは、なかなか出てこない発想で実におもしろいです。

 王冠に例えることで、大粒の雨であることがわかり、梅雨の大雨の様子が映像として伝わってきます。季語もうまく活用されていると思います。
 これからも頑張ってください。