思い出を分つ人なく冬の夜
季語・冬
山田澄子さん、こんにちは。
これはストレートな句ですね。
昔を恋人を思い出して、寂しく夜を過ごしている様を詠んだものだと思います。
語呂も良くてスッと詠めます。意味もわかりやすくて良いです。
俳句というより、詩に近い韻文です。
自然を描写するのではなく、あくまで作者の心のうちを吐露することを目的にしています。
「冬の夜」とは、季語としてそのまんま過ぎるので、なにか寂しさを増幅させるような季語を持ってくると、良いと思います。