桜咲く犬うとうとと木陰かな
お花見に行った際、犬を連れて来ている人が驚くほどたくさんいました。
そのうちの一匹が、ご主人が飲み食いしている間、桜の下で、うとうとと船を漕いでいました。
ときどき、ご主人が犬の方を見ると、目が覚めて、ご主人の相手をしようとするも、ご主人はすぐに宴に戻るので、またうとうとやり出します。
これが繰り替えされて、犬はなかなか眠れません。
その様子がおもしろくて、桜そっちのけで、犬を眺めていました。
ちょうど、この日は、良く晴れた絶好の花見日和だったので、犬も陽気に当てられて昼寝を楽しんでいたのでしょうね。
動物は素直に感情を表に出すので、観察していると気分が和みます。
この句は、妻と相談しながら作りました。取りあえず、今までで一番俳句っぽくなったと思います。