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俳句の作り方、歴史、俳人を探求。日本俳句研究会

作品掲載

かぎろい作2012年04月10日

 桜咲く犬うとうとと木陰かな

 お花見に行った際、犬を連れて来ている人が驚くほどたくさんいました。
 そのうちの一匹が、ご主人が飲み食いしている間、桜の下で、うとうとと船を漕いでいました。
 ときどき、ご主人が犬の方を見ると、目が覚めて、ご主人の相手をしようとするも、ご主人はすぐに宴に戻るので、またうとうとやり出します。
 これが繰り替えされて、犬はなかなか眠れません。
 その様子がおもしろくて、桜そっちのけで、犬を眺めていました。

 ちょうど、この日は、良く晴れた絶好の花見日和だったので、犬も陽気に当てられて昼寝を楽しんでいたのでしょうね。
 動物は素直に感情を表に出すので、観察していると気分が和みます。

 この句は、妻と相談しながら作りました。取りあえず、今までで一番俳句っぽくなったと思います。