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俳句の作り方、歴史、俳人を探求。日本俳句研究会

投句の批評

Hiloさん作さん作2013年01月27日

ふるえつつ空冷駆って那智滝へ

季語・無季俳句

 はじめまして!
 私 Hiloは空冷エンジンを愛好している俳句初心者です。

 熊野道を走ったことがあり、ふと浮かんだ、つたない句。
 ご笑読下さい。
 今後ともよろしくお願いいたします!

●かぎろいのコメント2013/01/28

 はじめまして。
 勢いがあって、活動的な句だと思います。一読した際に、爽快な気分になれます。
 Hiloさんのポジティブな人柄が句に反映されており、月並みな感じを受けないのが良いと思います。

 ただ、「空冷」という言葉が二輪車によく使われる「空冷エンジン」のことだというのは、句を詠んだだけで、すぐにピンと来る人は少ないでしょう。
 俳句はわかりやすさが重要ですので、なるべく専門用語は控えた方が良いです。「空冷」という意味がわからない方は、「ふるえつつ」という上五から、冷たい空気や、寒い空といった別の物を想起してしまうかも知れません。
 もし、これを狙って行ない、冬の俳句としての意味づけをされているのだとしたら、かなり味のある俳句だと思います。

 「空冷」を「エンジン」などと言ってしまうと、月並みでツマラナイ感じになってしまうので、今のままでも良い句だと言えると思います。