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俳句の作り方、歴史、俳人を探求。日本俳句研究会

投句の批評

福本彰一さん作2013年08月16日

ヒグラシや全山鳴きて閑もあり

季語・秋

 谷川を挟んで見える向こうの小山で、そこにいる数百匹とも思われるヒグラシが一斉に鳴き始め云い合わせたようにピタッと鳴きやみ一瞬の静寂を作る夕暮れの情景を句にしてみました。

●かぎろいのコメント2013/08/17

 福本彰一さん、こんにちは。
 やや説明的な句になってしまっている感じがします。
「全山鳴きて閑もあり」
 この表現だと、ヒグラシが合わせたように鳴きやむ情緒が感じられません。なんとなくヒグラシの生態を観察してるような印象を受けてしまいます。
 着眼点はとても良いと思うので、この情景をもっと上手く表現できる言葉を探してみてはいかがでしょうか?

●福本彰一さんのコメント2013/08/19

 早速のコメント有難うございました。注釈どうり著したつもりでも人様に伝わらないのは独りよがりですね。熟慮してみます。今後ともよろしくお願い致します。

●並木研二さんのコメント2013/08/21

 彰一さん 夏の青々の山が眼前に浮かぶ佳句ですね。かぎろひさんのご指摘ポイントをヒントに「蜩や全山しばし寂となり」では如何でしょうか?