指差すや 爪に貼りたし 桜貝
アノ人と、あちらね・こちらねと景色や地図や、指で示す時、想った気持ち。自然観がないので俳句とは言い難いでしょうか。
こんにちは。
「海岸で、道を尋ねられて指さしたら、桜貝が爪に付いていた」という句意に読めました。
桜貝が自然に張り付くことはないと思うので、これはオシャレの装飾でしょうか。
なんとなく、微笑ましい。面白味のある句ですね。
川柳と俳句の中間のような句だと思います。
川柳ほどには人のおかしさを詠っていないし、俳句ほどには自然を詠んでいません。
ただ、意味がわかりやすいですし、そこはかとない滑稽さがあるので、悪い句ではないと思います。