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俳句の作り方、歴史、俳人を探求。日本俳句研究会

投句の批評

長田亜子さん作2013年03月08日

指差すや 爪に貼りたし 桜貝

 アノ人と、あちらね・こちらねと景色や地図や、指で示す時、想った気持ち。自然観がないので俳句とは言い難いでしょうか。

●かぎろいのコメント2013/03/12

 こんにちは。
 「海岸で、道を尋ねられて指さしたら、桜貝が爪に付いていた」という句意に読めました。
 桜貝が自然に張り付くことはないと思うので、これはオシャレの装飾でしょうか。
 なんとなく、微笑ましい。面白味のある句ですね。

 川柳と俳句の中間のような句だと思います。
 川柳ほどには人のおかしさを詠っていないし、俳句ほどには自然を詠んでいません。
 ただ、意味がわかりやすいですし、そこはかとない滑稽さがあるので、悪い句ではないと思います。