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俳句の作り方、歴史、俳人を探求。日本俳句研究会

投句の批評

長田亜子さん作2013年05月13日

1・転ぶまい 早い枇杷買い 千鳥足

2・転ぶまい 早い枇杷買い 急ぎ足

季語・夏

 季語は枇杷、夏。
 1.2のどちらにしようか迷いました。 千鳥足だと酔っぱらいぽく 夜っぽいし。
 自分的には 2が先できました。

 枇杷の花ことばの一つに{気持ちを伝える}というのがあり、急いでは失するともいいたいし、枇杷の葉は煎じると薬効があって、捻挫、打ち身にも貼ってたりするので、そんなこともわかる方にはユーモアを感じてほしい。
 こんな句は有りですか?

 投稿し始めたころより、慌ただしいですが、充実感があるので、また投稿していきたいです。よろしくお願いします♪

●かぎろいのコメント2013/05/01

 こんにちは。 
 1と2では、だいぶ印象の異なる句だと思います。
 1では、おっしゃるとおり、居酒屋帰りのお父さんがフラフラしながら、ビワをお土産に持って帰っているような印象になります。もちろん、舞台は夜ですね。
 かなりユーモラスな感じの句だと思います。

 2は、ビワを両手で抱えた女性が急いで家に帰ろうとしているような印象を受けました。1とは違って、走っている様子がうかがえるので、句にスピーディさがあります。

 どちらが良いかは微妙ですが、2の方が良いかなと思いました。
 1は酔っ払いのお父さんを詠んでいる感じになるで、どうしても可笑しさが出てしまいます。
 気持ちを伝えるというビワの花言葉にかける意味合いがあるのであれば、やはり2の方が良いですね。なんとなく恋心を詠んだ句であるようにも思えます。