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俳句の作り方、歴史、俳人を探求。日本俳句研究会

投句の批評

並木研二さん作2013年11月17日

真夜帰る火照りの余韻凍てる星

季語・冬

 長田(亜子)さんの一連の句想に啓発されました(^_^)。
 本当は昨夕の「旧友邂逅して大宴会後の余韻」が実態ですが、遠くなった若かりし頃の初デートの如きときめきでもあります。よろしくご高評を賜れますなら幸甚です。

●かぎろいのコメント2013/11/17

 並木研二さん、こんにちは。
 これは忘年会の句ですね。

  ついつい飲み過ぎて遅くなってしまって、冬の冷たい空が火照った体に心地よい、といった意味だと思います。深酒とその楽しさを「火照りの余韻」と表現されていて、おもしろいと思いました。

 ただ、下五は、「凍てる星」ではなく、冬の夜空にしか無い星、寒北斗(北斗七星)や、冬の月、寒三日月、などを使われると良いと思います。
 調べてみたところ「月氷る」という季語もありました。
 季語として認められているこちらを使ったほうが、俳句としてはしっくり来るかと思います。