驟雨過ぎ天は真青に季よ変われ
季語・夏
暑さ、異常気象のことばかり口の端にのぼる今日この頃ですが、台風一過ならぬ豪雨一過の翌朝は一片の雲も無き澄み切った空。じわりと夏から秋へ季は巡っているのだな・・と願望込めて“熱夏送り出し”の一句です。
明け方に肌掛け纏う夏終い
夏を名残りの句・・同じような「季の境目の雰囲気~朝晩めっきり涼しく感じられる昨日・今日」の実感を詠んで見ました。ご高評のほどお手数をおかけします。
並木研二さん、こんにちは。
2013年夏の豪雨はすさまじかったですね。
最初の句は、「季よ変われ」という下五から、作者が夏の豪雨を厭っていること、厳しい季節が終わり秋を迎えることを望んでいることが伝わってきます。
良いとは思うのですが、「豪雨の季節は嫌だ」というネガティブ感情も伝わってしまい、読後感が悪くなっていると感じます。
夏を謳う内容の方が、句として良いのではないかと思います。
「明け方に肌掛け纏う夏終い」
こちらの句は文句なく良いと思いました。
明け方が寒くなっていることから、夏の終わりを感じ、過ぎさる夏を偲んでいることが伝わって来る趣のある句です。
ちょっとした気温の変化を日常生活から見つけ出す着眼点が良いと思いました。
「驟雨過ぎ天は真青に季よ変われ」の句、「素直に夏を詠ってみたら!」のご指摘は「なるほど!」の納得です。
下5文字「季よ変われ」の願望でなく「驟雨過ぎ天は真青に季が移り」と改句してみました。どうでしょうか?
こんにちは。
うーん、ちょっと何を伝えたいのか、わからない句になってしまったと感じます。季節を謳う俳句に「季が移り」という言葉は、季節が混乱するので、合わないように思います。
ゥ~ん!まだまだ力不足。これはいったん、廃句にします。ご指導ありがとうございました。