五月雨や池に水の輪二重三重
季語・夏
しとしと降る梅雨の雨が池の水面に水の輪を作り、重なり合う姿を詠みました。
こんにちは。
非常にうまく雨が池を打つ様子を写生されていると思います。
自然のありのままの状態を写生するというのは、意外と難しいのですが、この句はその場の情景を簡単にイメージできる点が優れていると思います。
わかりやすく誰にでも伝わりやすいのが、とても良いです。
ただ題材の切り口が、やや月並みです。
意外性や心に残るという面では、弱い気がします。
『二重三重』を別の表現で表してみると、もっと良い句になると思います。