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俳句の作り方、歴史、俳人を探求。日本俳句研究会

投句の批評

さくらぶんたさん作2013年06月04日

五月雨や池に水の輪二重三重

季語・夏

 しとしと降る梅雨の雨が池の水面に水の輪を作り、重なり合う姿を詠みました。

●かぎろいのコメント2013/06/09

 こんにちは。 
 非常にうまく雨が池を打つ様子を写生されていると思います。
 自然のありのままの状態を写生するというのは、意外と難しいのですが、この句はその場の情景を簡単にイメージできる点が優れていると思います。
 わかりやすく誰にでも伝わりやすいのが、とても良いです。

 ただ題材の切り口が、やや月並みです。
 意外性や心に残るという面では、弱い気がします。
 『二重三重』を別の表現で表してみると、もっと良い句になると思います。