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俳句の作り方、歴史、俳人を探求。日本俳句研究会

投句の批評

さくらぶんたさん作2013年10月28日

烏には持て余すなり鬼胡桃

季語・秋

 烏が胡桃を見つけて食べようとするが、嘴や足で割ろうとしても叶わずまるでじゃれているように見えた光景を詠みました。
 賢いカラスは道路に置き車に轢かせて中身を食べると聞いたことがるが、このカラスはそこまで頭が回らなかったようです。

●かぎろいのコメント2013/11/01

 さくらぶんたさん、こんにちは。
 野生の動物も意外とマヌケな失敗をしていて、それを目撃することがあるとおもしろいのですよね。
 この句は、鳥が悪戦苦闘している感じが出ていて、可笑しさがあります。
 滑稽俳句ですね。

 日常のワンシーンをうまく句にされていますね。
 風流を感じさせるようなタイプの句ではありませんが、おもしろくて良いと思いました。

 ただ、「鳥」としてしまうと、何の鳥だか、わかりにくくなります。
 胡桃を割ろうとするような知恵を持っていることから、カラスと推測することができますが、できれば鳥の具体的な名前が入っていると良かったと思います。