木枯らしに前だれ揺らす地蔵かな
季語・冬
一人寂しく立つお地蔵さんの前だれが木枯らしにひらひらと揺らめくシーンを見て読みました。
さくらぶんたさん、こんにちは。
これは寂寥感をうたった句ですね。
この地蔵は、いつからこのように冷たい風に吹かれているのか、といった過去への想いと、これからも一人で路上に立ち続けるのだろう、という未来への想いが感じられます。
ただ、言葉の使い方や切り口が月並みであるのが残念です。
寂寥感を出すためには「木枯らし」はよく使われる言葉で、目新しさのようなものは感じられません。なにかもう一工夫欲しかったところです。