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俳句の作り方、歴史、俳人を探求。日本俳句研究会

投句の批評

四苦発句二さん作2013年07月12日

へそ天の犬に戯むる夏の蝶

季語・夏

 そを天に向けて寝入る子犬。天心爛漫・無警戒・天下泰平で、庭の木陰でひっくり返ってる子犬に蝶が寄っている景を句にしてみました。
 「へそてん」とは愛犬家がよく使う言葉です。

●かぎろいのコメント2013/07/13

 はじめまして。
 ほのぼのした動物句ですね。
 犬と蝶の取り合わせが、とてつもなく平和で日だまりな雰囲気を醸し出しています。

 へそ天という言葉は初めて知りました。
 私は「誰にでも句が理解できるように専門用語的な言葉は使わない方がよい」と俳句の先生に習ったので、ちょっとひっかかりました。
 ただ、へそ天は猫にも使われる言葉らしく、犬猫を飼っている人は日本中に大勢いるでしょうから、理解できる人は多いと思います。五七五に収めるためにも適した略語なので、これもアリではないかと考えます。

●並木研二さんのコメント2013/07/24

 句会の先輩に諭されました。「広く他人様に詠まれる場に投句するときは実名で投句しなさい」。実名は自分句(客観的なできの良い悪いでなく・・)に対する自信が無ければ投句出来ないような責任が生まれます。自信があるなら実名にしなさい・・と諭されました。
 失礼しました。「四苦発句」改め、並木研二です。今後ともよろしくご指導ください。