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俳句の作り方、歴史、俳人を探求。日本俳句研究会

投句の批評

天王森さん作2013年02月04日

 春雷や裸足の子等のはしゃぐ声

 奥に図書館のある建物の入口(エントランス)にて学童等が突然の雷雨にあったらしく皆パンツになりズボンを絞り、ふざけあっていた。その元気な姿、声がたのもしい。私たち大人は、雷雨にしかめっ面だが、こちらまで元気をもらったような気分であった。

●かぎろいのコメント2013/02/10

 はじめまして。
 非常に完成度の高い良い句だと思います。月並みな感じも受けませんし、読後感も良いです。
 「春雷」という季語と、「裸足の子等」の取り合わせが非常に良いと思います。

 コメントに目を通さずに読みましたところ、春になって暖かくなってきたため、雨の中を素足の子供たちがはしゃぎ回っている、という感じを受けました。あるいは、春になって暖かくなってきたため、素足で遊ぶ子供たちの様子を、遠雷を聞きながら眺めている、というようにも読めました。
(どちからかというと、後者の解釈の方が味わいがあるように思います。)

 また、春という芽吹きの季節と、はしゃぐ子供たちの相乗効果で、句全体からポジティブな躍動感が出ていて、読後感がとても良いです。
 取り立てて欠点なども見受けられません。