本文へスキップ

俳句の作り方、歴史、俳人を探求。日本俳句研究会

投句の批評

山田 たかしさん作2013年05月24日

黄金虫闇の口より飛び来たり

季語・夏

 夏の夜、窓を半分あけて読書をしていた。そこに、いきなり黄金虫が飛び込んできた。すごい勢いだった。

●かぎろいのコメント2013/05/30

 はじめまして。
 黄金虫(こがねむし)の光沢のイメージと、闇のコントラストが文学的です。
 窓の外の闇夜から、突然、黄金虫が光沢を放ちながらやってくる場面が目に浮かびます。
 夏に虫が窓から来訪するのは、実にうっとうしくて迷惑なものですが、俳句にすると味わいが出るものですね。

 難を言えば「闇の口より飛び来たり」という言い回しが、月並みな印象を受けました。何か別のうまい表現が見つかれば、もっと優れた句になると思います。