黄金虫闇の口より飛び来たり
季語・夏
夏の夜、窓を半分あけて読書をしていた。そこに、いきなり黄金虫が飛び込んできた。すごい勢いだった。
はじめまして。
黄金虫(こがねむし)の光沢のイメージと、闇のコントラストが文学的です。
窓の外の闇夜から、突然、黄金虫が光沢を放ちながらやってくる場面が目に浮かびます。
夏に虫が窓から来訪するのは、実にうっとうしくて迷惑なものですが、俳句にすると味わいが出るものですね。
難を言えば「闇の口より飛び来たり」という言い回しが、月並みな印象を受けました。何か別のうまい表現が見つかれば、もっと優れた句になると思います。