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俳句の作り方、歴史、俳人を探求。日本俳句研究会

投句の批評

山田 たかしさん作2013年11月08日

朝方の雪に雪降る夜更けかな

漢らの煙草のけむり山鯨

季語・冬

 こんにちは。
 お世話になります。
 猪被害のうわさが飛び交う昨今、猟友会の面々が獲物を担いで山から下りてきた。
 つるされた猪の大きさは100キログラムを超えているだろうか。

●かぎろいのコメント2013/11/17

 山田さん、こんにちは。
 「漢らの煙草のけむり山鯨」これは、なかなか味のある良い句でね。
 男臭い狩人の汗の匂いまで伝わってくるような感じがします。

 一方で、「朝方の雪に雪降る夜更けかな」は、月並みな印象を受けました。
 「雪に雪降る」という重ね句は、雪が積もり積もっている感じを出していますが、作者が自分の目と言葉で語っている感じがしませんでした。

 「漢らの煙草のけむり山鯨」は、作者独自の視点から描かれているので、このような句が作れるのが理想かと思います。