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俳句の作り方、歴史、俳人を探求。日本俳句研究会

投句の批評

森 さと子さん作2013年03月04日

 歩数より 口数多い よこやま道

 万歩より 口数多し 春霞ら

 先日、友と里歩きの際、俳句が話題になりましたので、楽しかったことからひらめきました。
 初めてのことで、五七五に、頑張って考えてみました。
 ところが、これが俳句?なの・・・
 実のところ俳句と川柳の違いも知らない私です。
 違いはどのようなところだろうとPCで見ますと、こちらのサイトがありました。なんと「投句」もありうれしくなりました、

 最初の句がひらめいたものですが、これは川柳に入ると思い、説明されています季語を考えました、それが下の句です。

 図々しく「投句」させていただきました。
 どうぞよろしくお願いします。

●かぎろいのコメント2013/03/04

 はじめまして。
「歩数より口数多いよこやま道」
 こちらは、完全に川柳ですね。

 俳句は自然や四季を詠むものですが、川柳は人間模様や社会風刺を題材にします。また、俳句に比べて日常的な滑稽さが重視されます。

 詳しくはこちらをご覧下さい。
 『俳句と川柳の違い』

 おしゃべりしながらハイキングをしている楽しい雰囲気が伝わってきます。
 ただ、題材が自然ではなく人であるため、余韻や世界の広がりのようなものはなく、日記的な感じになってしまっています。
 川柳として読むと、そこはかとない滑稽さがあるので、良いと思います。

「万歩より口数多し春霞ら」
 こちらは、なんとか俳句にしようと季語を入れているのはわかりますが、やはり、人の滑稽な様子が主題になっているので、川柳的な句になっています。
 俳句にするならば春霞を描写したり、主題として扱わなければなりません。

 私としては「歩数より口数多いよこやま道」の方が、その場の様子を素直に表現されていて面白味もあるので、良い句だと思います。
 俳句を作る場合は、アレコレと言葉をひねるより、素直に自分の感じたこと、見たことを表現した方が、良い句になると言われます。

●森 さと子さんの返信2013/03/21

 川柳と俳句の違いを理解できたつもりでいます。
 思い切って2句を投句させていただき良かったと思っています。
 これからのお付き合いをよろしくお願いいたします。