大賞・秋空と心温まるお芋さん
[ 作者名 ] 刹那[ メッセージ ] 寒い日や、秋などは 焼き芋が恋しくなるんで。
そんな様子、俳句にしました
2014-11-20 10:05:39に投句
佳作・橙の蜜柑剥きつつ過ごす午後
[ 作者名 ] 菊川玲司[ 俳句本文 ] [ 季語 ] 冬
2014-11-23 22:14:21に投句
入選・湯けむりにランプの照らす紅葉かな
[ 作者名 ] 遠藤 泰介[ メッセージ ] 東北のランプの宿に旅しました。夕暮れの露天風呂、ランプの光に浮かぶ紅葉の色が鮮やかでした。
2014-10-23に投句
かぎろいのコメント
今回の『3句だけ俳句コンテンスト』の大賞受賞作は、刹那さんの『秋空と心温まるお芋さん』です!
作者さんの性格や想いがにじみ出た、シンプルながらとても温かい気持ちになれる句です。俳句では、作者の想いをあまり込めすぎてはいけず、かといって、単なる事実の羅列にしてもツマラナイというジレンマがあります。この句は、自分の気持ちをストーレートに表現した上で、それが嫌味にならずに、読者にほっこりとした想いを抱かせている点がスゴイな、と感じました。
菊川玲司さんの『橙の蜜柑剥きつつ過ごす午後』は、とてものんびりした風情のある良い句なのですが、上五の『橙』が蛇足のように感じられました。蜜柑はだいだい色をしているものなので、わざわざ橙の蜜柑と詠む必要はありません。
遠藤さんの『湯けむりにランプの照らす紅葉かな』は、一句の中に言葉を盛り込み過ぎて焦点がボヤけているかな?と感じました。伝えたいことはわかるし、よく咀嚼すれば美しい情景が浮かんできますが、「湯けむり」「ランプ」「紅葉」と、次々に句の焦点が移っていくので、ちょっと何が言いたいのかわかりにくい感じがしました。
また、下五の「紅葉」は、もみじと読むにしても、こうようと読むにしても、「紅葉かな」で字余りで、リズムが悪くなってしまっています。
画面の前のあなたは、どれが一番よい句だと思いましたか? コメントをいただけるとありがたいです!(選句に参加ください)