選句・神の山紅葉蹴散らし人を呑む

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端境期かたばみの花庭照らす 台風一過大樹の銀杏に思い馳す

[ 作者名 ] 森 さと子
[ メッセージ ] かぎろい様 ご無沙汰しています。

心落ち付いて、俳句に思いを馳せました。

我が庭の木々紅葉にはまだ時期早く、夏の残花も色あせて整理しましたところへ、ピンクの可憐な酢漿が咲き誇り癒してくれています。かたばみ難しい文字ですね。ひらがなを使ってみました。

多摩の森に高い高い銀杏いちょうの木があります(大きいぎんなんをつけます)いっぱい落ちていると思います。拾いに行きたいのですが・・・その時間がとれません。

どうぞよろしくお願いします。

2014-10-17 20:11:13に投句

銀杏の実

嫁入りて遠くなる郷秋深し

[ 作者名 ] さくらぶんた
[ メッセージ ] 嫁入りした新妻の育った地方は既に深い秋を迎えているだろうと郷愁に浸る嫁を見て詠みました。
2014-10-07 01:56に投句

神の山紅葉蹴散らし人を呑む

[ 作者名 ] しょうご
[ メッセージ ] 神の山は御嶽山のことです。悲惨すぎてコメントはでません。

2014-10-05 13:57:09に投句

山の紅葉

かぎろいのコメント

この中では、しょうごさんの『神の山紅葉蹴散らし人を呑む』が一番良いと思いました!

2014年9月27日、御嶽山が噴火し、大勢の人が犠牲になりました。この時の様子を詠んだ句とのことです。

紅葉に見とれる人を、いつの間にか山の自然の脅威が襲っているという、自然の美しさと恐ろしさの両方を描いている点がスゴイと思います。

森さと子さんの『端境期かたばみの花庭照らす』、リズム感があり、美しい光景が目に浮かんだのですが、残念ながら季重なりです。

『端境期』は、新米と古米とが市場で入れ替わる9、10月ころのことを言います。『かたばみの花』は夏の季語です。

『台風一過大樹の銀杏に思い馳す』。こちらも『台風』と『銀杏』、2つ季語が入っています。台風と銀杏の実は、両方とも秋の季語です。同じ句に季語を2つ入れるのは、避けることとされています。

さくらぶんたさんの『嫁入りて遠くなる郷秋深し』は、意味がわかりやすいのですが、ストレートすぎて月並みな感じがしました。

画面の前のあなたは、どれが一番よい句だと思いましたか? コメントをいただけるとありがたいです!(選句に参加ください)