俳句クラブ『今日の一句』。俳人友達の交流掲示板をオープンしました!

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俳句クラブ『今日の一句』。俳人友達の交流掲示板を作りました。

俳句を趣味にしている人同士のコミュニティです。最近の出来事などの雑談と一緒に「今日の一句」を投稿して、俳人仲間と交流することができます!

お題を出しての投句の提案、俳句についての質問、創作の相談、俳句大会の情報交換などもできます。

コミュニティ掲示板として、俳句添削道場を運営していましたが、こちらは俳句の添削に特化していたので、交流には使いづらかったため新設しました。

俳句はもともと、人同士をつなぐ挨拶を目的として、江戸時代に発達しました。俳句を通して、お互いの近況を語ったり、安否を尋ねたりしていました。

この頃の俳句は、俳諧連歌の発句(最初の句)にあたる部分に該当します。
そして、発句はイコール挨拶句でもあります。
句会の場所で、招かれた客が主に対して挨拶として発句を作り、主が発句の句柄に対応した脇句(第二句)を返していました。

このようなことから、俳句は存門の詩と言われます。
聞き慣れない言葉ですが、存門とは、安否を問い、慰問するという意味です。

高浜虚子は、『虚子俳話』の「存門」の章で次のように語っています

お寒うございます。お暑うございます。日常の存門が即ち俳句である。
引用・朝日新聞『虚子俳話』 昭和31年12月29日

このように俳句は、庶民たちが交流して楽しむ日常の文芸でした。

これと同じようなことを、インターネット上で行ってみようというのが、俳句クラブのコンセプトです。

近況を語るコメントと一緒に「今日の一句」を投稿します。これについて、みんながコメントや俳句を返します。ちょうど、江戸時代の俳諧の連句のような感じですね。

俳句クラブ『今日の一句』を通じて、ぜひ存門の詩としての俳句を楽しんでいただければと思います。