水原秋桜子の『俳句の作り方』意を注ぐべき六ヶ条と避けるべき八ヶ条

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意を注ぐべき六条

  1. 詩因(詠んでみたいと思った題材、気持ち)を捉える
  2. 分量をわきまえる
  3. 省略を巧みにする
  4. 配合を工夫する
  5. わかる用語を使う
  6. ていねいに詠む

避けるべきこと八条

  1. 無季の句を詠まぬこと
  2. 無意味の季語重複をせぬこと
  3. 空想句を詠まぬこと
  4. や、かなを併用せぬこと
  5. 字あまりにせぬこと
  6. 感動を露骨に現わさぬこと
  7. 感動を誇張せぬこと
  8. 模倣をせぬこと
山寺

一番大切なのは、詩因を捉えることです。これは詠んでみたいと思った題材、感動した気持ちのことです。
俳句のよしあしは、ほとんど詩因によって決ってしまうといってもよいほどです。

俳句の作り方「意を注ぐべき六ヶ条」と「避けるべき八ヶ条」を提唱した水原秋桜子 (みずはら しゅうおうし)は、高野素十、山口誓子、阿波野青畝とともに「ホトトギス」の4S時代といわれる黄金時代を築いた人です。
ぜひ、参考にしてみてください。