夏山に雷雨轟き帰り待つ
[ 作者名 ] 阿部健二2014-08-17 22:31:47に投句
入り乱れ篠突く雨と蝉時雨
[ 作者名 ] うたた猫[ メッセージ ] 急に雨が強くなったり、突然晴れて蝉が鳴き出したり、又雨になったりと、今日のお天気は気紛れです。
2014-08-10 13:03:43に投句
藍浴衣似合う人なり京訛り
[ 作者名 ] 唐辛子[ メッセージ ] 夏祭りの露店で子供に金魚釣りを教えている若いお母さん風の人が、藍浴衣で京都弁を話してました。
2014-07-31 12:27:16に投句
かぎろいのコメント
この中では、阿部健二さんの『夏山に雷雨轟き帰り待つ』が一番良いと思いました!シンプルな句ですが、帰りを待つ人の想いがよく伝わってきます。
夏は最も天気が安定しやすい季節で、登山に適していますが、それでも山の天気は変わりやすく、一日中、ずっと晴れていることは少ないです。夏山を冬山などとしても意味が通じますが、近年の夏の雷雨は凄まじいので、待つ人の不安を伝えるのに「夏山」を季語にしたのは、良い選択だったと思います。
うたた猫さんの「入り乱れ篠突く雨と蝉時雨」は、コメントを読んで、おもしろいと思ったのですが、篠突く雨と蝉時雨が同時に在るように誤読しやすいです。ちょっとそれはイメージしにくいので、聞き手に誤解させないように、もう少し推敲する必要があるでしょう。
唐辛子さんの「藍浴衣似合う人なり京訛り」は、下五に「京訛り」を持ってきたことで、粋な感じが出ています。祭だから浴衣を着ているのではなく、浴衣を着慣れている若い女性のイメージが出ていて、良いと思いました!
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