意を注ぐべき六条
- 詩因(詠んでみたいと思った題材、気持ち)を捉える
- 分量をわきまえる
- 省略を巧みにする
- 配合を工夫する
- わかる用語を使う
- ていねいに詠む
避けるべきこと八条
- 無季の句を詠まぬこと
- 無意味の季語重複をせぬこと
- 空想句を詠まぬこと
- や、かなを併用せぬこと
- 字あまりにせぬこと
- 感動を露骨に現わさぬこと
- 感動を誇張せぬこと
- 模倣をせぬこと
一番大切なのは、詩因を捉えることです。これは詠んでみたいと思った題材、感動した気持ちのことです。
俳句のよしあしは、ほとんど詩因によって決ってしまうといってもよいほどです。
俳句の作り方「意を注ぐべき六ヶ条」と「避けるべき八ヶ条」を提唱した水原秋桜子 (みずはら しゅうおうし)は、高野素十、山口誓子、阿波野青畝とともに「ホトトギス」の4S時代といわれる黄金時代を築いた人です。
ぜひ、参考にしてみてください。